重機運転中の死亡事故で4000万円以上の賠償金を得た例
事故内容
依頼者のお父様が工事現場において重機を扱う作業中、転落する事故に遭い、不幸にもお亡くなりになりました。
依頼の経緯
事故後すぐに遺族である依頼者の方が相談に訪れ、そのまま受任となりました。
弁護活動
事故が事故だけに慎重な対応が必要となりました。
警察と随時連絡を取りながら、捜査の終了を待って交渉を開始することとしました。
というのは、工事現場が簡単に立ち入りできる場所ではなく、結局証拠などを自ら収集することは困難であり、捜査機関に任せる他なかったことによります。
結果
労災の方は、勤務先の方でしっかりとやっていただき、問題なく認められました。
かなり時間を要しましたが、一通りの捜査が終了した段階で交渉を開始しました。
相手会社にはすぐに代理人が就き、当方の考えを伝えるとともに、精神的な苦痛が今も続いており、そのあたりを配慮して早期にしっかりとした条件で和解したい旨を伝えました。
相手代理人もそのあたりを理解してくれ、前向きに検討するという返事をもらいました。
そこまでの交渉経緯から、依頼者の方と「交渉では早期解決に向けた提案をして、認められなかったら訴訟ですべての項目を満額にした金額にする」という方針を決めました。
間もなく、訴訟になっても問題なく認められる項目を、正当な計算方法で算出した金額を請求しました。
相手方も事案が事案だけに、いくつかの付帯条件はついたものの、こちらの請求満額を支払うことで合意してくれました。
依頼者の方が私たちを全面的に信頼してくれたため、方針をぶれずに貫くことが出来ました。時間的に長期間かかってしまいましたが、その間も腰を落ち着けて決めた方針通り待っていただけました。
どこかで結果を急いで見切り発車をしていたら、違った結果になった可能性があります。
亡くなった方に何があったかを聞くことが出来ないため、捜査機関の捜査を可能な限り進めてもらうことが非常に重要でした。
捜査機関の終了を待って提案したことで憂いなく交渉を行え、良い結果を導くことが出来ました。
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