労災事故で負った怪我の治療は労災病院・労災指定病院に行くべきか

労災事故のけがの治療は労災病院、労災指定病院で行うべきです。

以下理由を説明します。

 

1　労災病院、労災指定病院

労災病院とは、厚生労働省管轄下の独立行政法人労働者健康安全機構が運営している病院です。

労災指定病院は、医療機関側の申請にもとづいて都道府県の労働局長が指定した病院です。

どちらも労働者福祉を目的としている病院です。

 

2　労災病院・労災指定病院のメリット

メリットは病院の窓口で診療費を負担しなくて済みます。

労災保険が病院に直接診療費を支払ってくれます。

 

これに対し、労災病院や労災指定病院ではない病院に通院する場合、いったん自分で支払った診療費を労働基準監督署へ請求をして振り込んでもらいます。

 

3　労災病院での手続き・それ以外の病院での手続き

労災病院での手続き

労災保険の申請書を作成して病院に提出する

これだけで労災保険から病院へ治療費を直接支払ってもらえます。

労災病院以外の病院での手続き

1. 自費で医療費を全額支払い、領収証を受け取る
2. 労災の申請書を作成し、医師による証明を受ける
3. 労働基準監督署へ、病院の領収証と請求書を提出する
4. 指定した口座宛に診療費が振り込まれる

やはり随分手間が増えてしまいます。

 

４　労災病院の探し方

厚生労働省のサイトから検索できます。

 

以上労災病院に行くべき理由を説明してきました。

労災事故に遭い、ただでさえ大変なのに、自分でやることが増えるのは厳しいのではないでしょうか。

是非労災病院に通いご自身の負担を軽減してください。

労働災害について何かお悩みでしたら、是非当事務所の初回無料相談をご利用ください。

詳しくアドバイスさせていただきます。